【世界遺産都市】バンベルクのビール事情!もっとビールが好きになる

【世界遺産都市】バンベルクのビール事情!もっとビールが好きになる

こんなに深いバンベルクのビール文化と歴史、パート1

ビールパラダイスのバンベルク!

私が趣味としてのめり込んでいる、バンベルクやフランケン地方
のビールの歴史や文化の研究参考文献や記事などを読んでいると
面白くてたまりません。
そこでみなさんにも、バンベルクのビール事情をお伝えしようと
思います。

バンベルクについてちょっとおさらい

bamberg-rathaus

バイエルン州オーバーフランケン行政管区にあり、
バンベルク群の郡庁所在地としてオーバーフランケン地方の
重要な中心地である。人口約7万5千人、面積54,62 km2
奇跡的に第二次世界大戦による被害が少なく、貴重な建造物など
中世の景観がそのまま残されていて、旧市街は世界遺産に登録
されています。

バンベルクのビール醸造所紹介

ここには現在9つ醸造所が存在します。数100年の伝統のある醸造所や
醸造スタイル、文化財保護に指定された歴史深いレトロな建物で
ビールを飲むのも魅力の一つです。
(他のお客さんもいるので店内の写真を撮るときにはお店の方に
一声かけてくださいね!)

・Schlenlerla(シュレンケルラ)

Schlenkerla_Rauchbier

バンベルクの名物ラオホビア(燻製ビール)で有名、燻製のインパ
クトが半端ないないがっつり系!お店はいつも地元の方や観光客
でいっぱい店の前の通りでみんなたちのもしているのですぐ見つ
かりますよ!

 

・Spezial(シュペツィアル)

spezial-haus

約250年前はほとんどのビールはラオホビールだったそうです。
現在バンベルクで自家製燻製麦芽でラオホビアを作っているのは
SchlenkerlaとここSpezialだけ。
家族経営のSezialのラオホビアは前者に比べてマイルドな味わい、
スモークの優しいアロマを楽しみながビールの歴史を感じるこ
とができます。

 

・Fässla(フェスラ)

faesssla-haus
Spezialの道挟んで向かいにあります。Fässlaとはフランケンの
方言で”小さな樽”という意味。店の看板にもなっていますよ。
中庭が可愛らしく、立ち飲みのお客さんでいっぱいです。

 

・Mahr’s Bräu(マースブロイ)

Mahrsbrau_U
ある2つのアルファベットでMahrs Brau人気のビールが注文で
きてしまう!ボックビールイベントには入り口前に長蛇の列も
できる、若い世代からも人気の醸造所。
Stehgammlerと呼ばれる立ち飲みの常連さんがたくさん。

 

・Keesmann(ケースマン)

Keesmann_Pils

昔はお肉屋さんだったそうで、こちらはMahr’s Bräuの道を挟んだ
向かいにあります。この2件はよく比較され、1867年創立の
Keesmannは比較的新しい醸造所だと言われています。
切れ味のいいピルスが人気、Keesmannのビール生産量の90%を
占めています。
で、私は勝手にここのHerren Pilsをピルスの王様と呼んでいます。

 

・Greifenkrau(グライフェンクラウ)

greifen-klau

(Photo: http://bamberger-bier.de)
家族経営で現在のブラウマイスターは4代目。
丘の上にあり、バンベルクにある古城アルテンブルクを眺めながら
夏のビアガーデンで飲むビールは最高です。

 

・Ambräusianum (アムブロイジアヌム)

ambraeusianum

バンベルクの醸造所9のつの中で一番新しく2004年にできました。
歴史あるSchlenkerlaの並びにあり、バンベルクの人気観光スポット
小ベネチア地区まで歩いてすぐ。

 

・Kaiserdom (カイザードム)

kaiserdom-haus

(Photo: http://bamberger-bier.de)
バンベルクを始めフランケンのビールは地元で消費されることが
多いですが、Kaiserdomのビールは世界に向けて輸出されている
バンベルクで一番大きな醸造所です。

 

Klosterbräu(クロスターブロイ)

klosterbraeu

(Photo: http://bamberger-bier.de)

それぞれの醸造所情報はただいま準備中!Cooming Soon

こんなにたくさんの醸造所が存在したの?

昔はびっくりするほどたくさんの醸造所があったバンベルク
さて、1818年にはどれだけあったと思いますか???

正解は、

Einhorn

65軒、40,000hlものビールが醸造されていました。
当時の人口は約17,000人、驚きですね!およそ260人に一軒
醸造所があった計算になります。
当時の住人は、どこでビールを飲むかとにかく迷ったことでしょう。

1902 年には、醸造所の数は36件に減りましたが、醸造量は
160,000hlと増えました。

戦争やビール産業の工業化の影響、後継者不足などなどの問題もあり
今では醸造所の数は9軒になりましたが、現在は醸造はされていなくとも
フランケン料理と地元ビールが楽しめるレストランやビアガーデン
としていまだに愛されている所もあります。

バンベルクの周りには地域感溢れる醸造所

バンベルク群と言われるバンベルクの周りの小さな街や村を合わ
せると醸造所が65件あります。
家族経営や小規模な所も多く、そこに行かないと味わえないビール
もあります。夏は、ビアケラーと言われるいわゆるビアガーデンは多く
のファンで賑わいます。

バンベルクには、ビール醸造所以外にもビールにとって重要なもの
があります。
Bamberger Mälzrei(バンベルガー メルツライ)と世界的にも有名な
Wayermann(ヴァイアーマン)の2つ大きなのモルト工場と、
KASPAR SCHULZという300年以上続く最も古いビール醸造用機械
の工場もあり、それはそれはビールが根付いた街なのです。

 

もっともっと詳しくバンベルクのビール文化が知りたくなったでしょう??

 



Booking.com