【ビールをもっと楽しもう】本場ドイツビアガーデンの歴史と楽しみ方

【ビールをもっと楽しもう】本場ドイツビアガーデンの歴史と楽しみ方

知ってたら100倍楽しめる?!ドイツビアガーデンの歴史を知ろう

夏の人気スポットビアガーデンの歴史と過ごし方

ドイツビアガーデン200年の伝統

Haxe und Bier

ミュンヘンには110軒ものビアガーデンがあるといわれています。
2012年には誕生200周年を迎えた歴史あるのドイツのビアガーデンって
どんなところ??

日本のビアガーデンといえば、ビルの屋上でおつまみをお食べながらビールを
飲むのが一般的ですよね。
実は、ドイツのビアガーデンは大きな木の日陰で自然の中でゆっくりとビール
を飲むのが定番なんです。家族連れや年配のグループ若者たち、一人で読書しながらビールとそこにいる時間を楽しみます。

そんなドイツのビアガーデンはバイエルン発祥で歴史があり規則が設けられているって知っていましたか。

なるほど!ビアガーデン誕生の歴史

昔は夏にビールを醸造するには火災の危険があり、9月29日から4月23日の間のみ
ビールの生産が許されていました。
液底酵母のビールはすぐ腐敗してしまうので、夏にはビールが飲まれていませんでした。
一番ビールが美味しい、飲みたい季節なのに!!!

さて、そこで夏にも美味しいビールが飲めるようにと、ミュンヘンの大きな醸造所は貯蔵用地下室を作りビールを1年中冷やして提供できるよう考えたのです。
地下室の温度が上がらないように、葉の大きいマロニエの木を植え砂利を敷き詰めました。

するとそこに席を作りお手製ののビールや食事を提供する醸造所が増え、住民から大人気のスポットとなったのです。

しかし、ここで問題が発生!!
醸造所がビアガーデンを作ったことで居酒屋の経営が落ちてしまうと、居酒屋や飲食店との間で長い間論争となりました。

そこで1812年にバイエルン王ルートヴィヒ1世がビアガーデンでの食事の提供は禁止、ビールもセルフサービスで取に行くという法律を作り、これが現在のミュンヘンの
ビアガーデンスタイルの誕生になりました。
料理を提供してはいけないことから、各自で軽食を持ち込むことが許されました。

ビアガーデンのルールと楽しみ方

schenke-biergaden

今ではこの規制はなくなりましたがその習慣は現在でも残り、ウェートレスがドリンクや
料理を提供してくれるテーブルの席もありますが、他の席ではセルフサービスの習慣が
残り、ビアガーデンへの食べ物の持ち込みは許可されていています。
ドリンクはもちろん丸焼きのチキンやサラダソーセージなどの食事もセルフサービス
で楽しむことができます。

ただしビールやジュース、水など飲料の持ち込みは禁止されています。飲み物は、
上の写真にもあるSchänke(シェンケ)に取りに行きます!

ちなみに、Augustiner-Kellerはミュンヘンで最古のビアガーデンで200年の歴史を持つ
んです。

ドイツのビアガーデンについてもっと知りたくなりましたか??
今回は伝えしたのは特にバイエルン地方で盛んなビアガーデン文化になります。
ちなみに、ドイツ語ではBiergarten(ビアガルテン)と呼びます。

ミュンヘンやバイエルン地方に夏場観光する際はぜひ、ビアガーデンで地元の
人たちと乾杯してください!!