ドイツコロナ事情【ドイツからニュース発信】

ドイツコロナ事情【ドイツからニュース発信】

インフルエンザも流行る冬に近づき、またドイツでもコロナ感染者数が増えてきました。
3月ごろから、接触制限や外出制限、飲食店やスポーツ施設などの営業制限などが設けられてきました。
今までは、マスクは重病人しかつけないというイメージが強く、冬でも街中でマスクをする欧州人を見ることはありませんでしたが、
コロナ感染症の拡大で公共交通機関や店舗飲食店、さらには歩行者天国や人が多く集まる広場でのマスク着用義務が課せられています。

ドイツのコロナリスク信号機システム


ドイツでは各州ごとにコロナへ感染症への対策を行っています。
コロナリスク地域を統一した数値で表すため、各都市・自治体の人口と感染者数の割合を信号機の色で表し、それぞれの制限や対策を出しています。
ドイツ語でCorona Ampel(コロナアンペル)といいます。

私の住んでいるバイエルン州の場合
各都市10万人あたりの過去7日間における新規コロナ感染者数が
青 35人未満
オレンジ(黄色)35人以上
赤 50人以上
濃い赤 100人以上
で表されます。

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バイエルン州ドイツコロナ信号機制限と対策

青信号の自治体の制限

●人との接触制限として公共の場やプライベートのお祝いで集まれるのは
 最大10人、または2世帯まで
●買い物や公共交通機関、飲食店でのマスク着用義務

黄色信号の自治体の制限

●人との接触制限として公共の場やプライベートのお祝いで集まれるのは
 最大10人、または2世帯まで
●マスク着用義務 は 買い物や公共交通機関、飲食店でのマスク 以外にも特に人の多く集まる公共の場、公共の建物、職場、文化施設や基礎学校(4年生の小学校)以外の学校の授業中など
●テイクアウト以外の飲食店の営業は23時まで
●公共の場での飲酒は23時まで
●ガソリンスタンドでのアルコール類販売は23時まで

赤信号の自治体の制限

●人との接触制限として公共の場やプライベートのお祝いで集まれるのは
最大5人、または2家庭まで
●マスク着用義務 は 買い物や公共交通機関、飲食店でのマスク 以外にも特に人の多く集まる公共の場、公共の建物、職場、やすべての学校のスペースなど
●テイクアウト以外の飲食店の営業は22時まで
●公共の場での飲酒は22時まで
●ガソリンスタンドでのアルコール類販売は22時まで

濃い赤信号に自治体の制限

●人との接触制限として公共の場やプライベートのお祝いで集まれるのは
最大5人まで、または2世帯まで
●マスク着用義務 は 買い物や公共交通機関、飲食店でのマスク 以外にも特に人の多く集まる公共の場、公共の建物、職場、やすべての学校のスペースなど
テイクアウト以外の飲食店の営業は21時まで
●公共の場での飲酒は21時まで
●ガソリンスタンドでのアルコール類販売は21時まで
●教会の行事、デモ、大学を除くすべてのイベントや行事で集まれるのは最大50人まで

バイエルン州新型コロナウィルス感染者数

バイエルン州はドイツ国内でノルトライン ヴェストファーレン州に次ぐコロナ感染者となっています。
10/26現在
ドイツ国内感染者数: 437.866 
バイエルン州感染者: 91.697

※情報は日々更新されていきます。