【ドイツビールの世界】エクスポート(ビアスタイル紹介)
- 2020.10.25
- テーマ研究: ドイツビール文化 ドイツ ビール
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ドイツエクスポートビア特徴
Export(エクスポート)または Exportbier (エクスポートビア)と呼ばれる。
下面発酵 ラガービールのVollbier (フォルビア: 麦汁エキス濃度11-14 %のビールの分類)
アルコール度が 5%-6%と高い
麦汁エキス濃度: 12 – 14%
ホップの苦みが適度にきいているが、ピルスよりも軽い
色はストロー からゴールドが一般的
エクスポートの歴史と由来
名前からわかるように元々は“エクスポート(輸出)” を考えて作られたビールです。他の地域や国に輸出する際に気を付けることは、ビールが悪くなってしまわないこと。
そのため、日持ちするようにアルコール度数を強く、またホップの量をやや多めにして醸造されました。
更に、アルコール度数が高いことで輸出先でエクスポートビールは水で薄めて飲まれていたため、運ぶ量を考えても輸出に適していました。水で薄める前のアルコール度数の高いビールもおいしいという事で、醸造している地でも飲まれるようになったのです。
伝統的な種類として
ドルトムンター、 ミュンへナー、ウィンナーの3種類があります.
Dortmunder Export ドルトムンダー エクスポート
特に有名なのはルール工業地帯で知られるドルトムントのエクスポート(Dortmunder Export)、第二次世界大戦後1960年代からピルスナーの流行り始める1970年代にかけて 大きなブリュワリーが 多くを醸造していました。
ちなみに鉄鉱業が栄えていた時期、ドルトムントはヨーロッパではナンバーワンのビール醸造量で、DAB (Dortmunder Actien Brauerei)やDUB(Dortmunder Union-Brauerei)は世界的にも有名でした。
特に鉱山労働者のお疲れビールとして飲まれていましたが、よりホップの聞いたピルスナーがはやり始めたことによりエクスポートの醸造は減っていきました。
ドイツ以外で作られているエクスポートはドルトムンターと呼ばれることが多いです。
Münchner Export ミュンヒナー エクスポート
ミュンヘンで作られていたエクスポートはドルトムンダーやヴィーナーより色が濃いタイプで、ホップは弱めでした。色に関しては色の濃いミュンヒナーモルトが使われている。テイストに関しては、この地域ではよりモルトの味が引き立ったビールが好まれたことと、醸造する水が硬水だったためホップを効かせすぎると苦みが強すぎてしまうことにありました。
ビールを知るとビールがもっと楽しくおいしくなりますね!
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