【ドイツビールの豆知識】グラスドリンク容量に関する法律
- 2020.07.05
- ドイツ ビール 観光
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ドイツにはビールやドリンク容量を守る法律がある?
ドイツのレストランでグラスを見てみよう
ドイツやオーストリアのレストランやバーなどの飲食店で出されるビールやワインなどのグラスをよくみると0.2lとか0.5lの表記と下に短い線が引いてあります。
それが今回説明する、Eichstrich アイヒシュトリヒと呼ばれるドリンクの内容量を示す線です。
飲食店で提供するドリンクの容量を守る法律があり、対象の容量のドリンクは全てこのアイヒシュトリヒにならった内容量が入っていないといけないのです。目的としては、消費者保護、いわゆる飲食店側がお客さんに対して少ない量を出すというずるをしないためです。
アイヒシュトリヒという短い横線
アイヒシュトリヒは主に、ビールやワイン、シュナップスグラスやワインカラフェに用いられます。他にもソフトドリンクのグラスにもついています。
これは、法律として義務図けられているもので、こう言ったグラスを生産するメーカーはこのアイヒシュトリヒのラインと内容量、さらにCEマークや短縮したグラスの製造会社名などを記載します。このアイヒシュトリヒはグラスに水平な最低10㎜の横ラインであり、上からの高さはグラスによって決められます。
飲食店やバーなどで出される規定のドリンクは全てこのアイヒシュトリヒのラインに合わせた内容量が入っていないんだそうです。(詳しく言うと200ml以上のグラスで内容量の誤差は±2.5%が許容されています。)
ワインやソフトドリンクなどの場合ほとんどがラインより多く液体が入っているように感じます。
泡のあるビールの場合は??
ビールに関して言えば、0.5lや1lのラインまで”液体”が入っていることが条件です。泡はアイヒシュトリヒの上からではなければいけません。0.5lのビールを頼んだら 0.5l分のビールが来なければいないのです。
もしラインの下にビールの泡が来ていたら?
そんな時は、ビールの泡が上がるのを待ちます。1分待ってアイヒシュトリッヒにビールの液体部分が満たない場合には、正しい内容量のドリンクと変えてもらったり追加で注いでもらうことが許されています。
まとめ・・・。
ただ、ちょっと少ないからといってクレームしている人を私は見たことありません。チップを払ったと思っておいしく飲めるほうがいいですね。
(一度1リットルのマスジョッキの半分が泡のビールだった人は変えてもらっていました。)ドイツ旅行などでビールやドリンクを頼むときにアイヒシュトリヒぜひ見てみてくださいね。
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